海外ビジネスを展開する際、「海上輸送」は決して避けては通れません。現在、日本の輸出入を支えているのは、ほとんどが海上輸送です。
海上輸送にはいくつか方法がありますが、今回は最も運送コストが抑えられる「コンテナ船」について、基本情報や利用時の注意点などについて解説します。
コンテナ船とは?

輸入ビジネスを始める時、考えるべきことは沢山ありますが、「輸送コストをどれだけ抑えられるか?」も重要な課題の一つです。
個人レベルで海外から買い物をする程度であれば、コストはかかるけど圧倒的に速い「航空便」が便利です。ですが、ビジネスとして、より多くの物量、長期的な取引を続けていくのなら、海上輸送は欠かせない輸送手段となります。
この海上輸送・船便で活躍するのが、コンテナ船です。
コンテナ船とは、文字通り海上コンテナを輸送する貨物船のことで、主に液体を輸送するタンカーと並んで、海上輸送の主流を占めています。
コンテナ船は海上輸送に欠かせない輸送手段
実は、「コンテナ」もしくは「コンテナを使った物流の仕組み」は、20世紀最大の発明品の一つと言われるくらい、物流業界にイノベーションを起こし、今やなくてはならない存在になりました。
コンテナ船は、国際的な標準規則で運用されています。「どんな形のコンテナでも積める」という訳ではありません。
そのため、世界共通してコンテナという「定型」に荷物を入れて船に積載するので、貨物の量もスペースも無駄なく積載でき、低価格かつ効率的な輸送ができるようになっています。
コンテナ船は、世界中で海上輸送に欠かせない輸送手段です。
コンテナ船に積まれるコンテナの種類を紹介

コンテナ船の解説の前に、まずは簡単にコンテナの種類についてチェックしておきましょう。
先述の通り、円滑に海上輸送を行うため、全てのコンテナは国際的に規格化された「国際標準化機構( ISO = International Standardization Organization)」によって、寸法や強度、外形などが全て規格化されています。
大きく分けると、コンテナは2種類に分けることができ、さらにそこから様々なタイプに派生していくことになります。
最もメジャーなコンテナが、「ドライコンテナ」と「特殊コンテナ」です。
① ドライコンテナ
世界中で使われていて最も一般的なコンテナが、ドライコンテナです。
幅広い物を輸送する場合に使われていて、電化製品や日用品、衣類や雑貨、工業用品など、様々な貨物を常温で輸送する場合に向いているコンテナです。
ドライコンテナは、鉄製の箱です。
海上輸送は、航空便とは違い、何段も積み重ねられた状態で、常に海水や天日に晒され続けながら何日も移動を続けます。過酷な環境下でも、積み荷を守り続けるため、非常に高い耐荷重性・耐久性を誇ります。
② 特殊コンテナ
一方の特殊コンテナは、その名の通り、特殊な物を輸送する時に使われるコンテナで、輸送するものの種類や大きさによって使い分けられます。
今回は、1つずつの詳しい解説は割愛し、主な特殊コンテナの名前と特徴だけ紹介します。
| コンテナの種類 | 特徴 |
|---|---|
| リーファーコンテナ | 冷凍・冷蔵機能があり、温度調整が可能 |
| オープントップコンテナ | 屋根がなく、高さ・長さのある物が運べる |
| フラットラックコンテナ | 屋根、両壁がなく柔軟な積み込みが可能 |
| フラットベッドコンテナ | 床面しかない、大型の重量物の輸送用 |
| タンクコンテナ | 主に液体を輸送するときに使う |
コンテナのサイズ
コンテナのサイズもいくつか種類がありますが、一般的によく使われるのは、20フィートコンテナと40フィートコンテナの2種類です。
| 区分コード | 長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | 最大総重量(kg) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 20フィートコンテナ | 1CC | 6,058 | 2,438 | 2,591 | 30,480 |
| 40フィートコンテナ | 1AA | 12,192 | 2,438 | 2,591 | 30,480 |
ここでは一部の規格のみ抜粋していますが、他にも異なる規格のコンテナがあります。
ちなみに、コンテナの外寸はISO規格で一律に定められていますが、内寸はコンテナのメーカーによって若干違いがあります。
また、コンテナ自体の重量もメーカーによって多少違いがあります。そのため、最大積載量(最大総重量-コンテナの自重)もメーカーによって差が生まれます。
コンテナの選び方のポイント
コンテナは、貨物のサイズや使用用途に合わせて、最適なものを選択する必要があります。
ここでは、多くの人が利用するドライコンテナのうち、20フィートコンテナと40フィートコンテナ、どのような基準で選べば良いのか、その目安をお伝えします。
コンテナサイズの選ぶ方のポイントは、
- 容積と最大総重量
- 港到着後の費用
この2つに注目する必要があります。
容積と最大総重量
20フィートコンテナと40フィートコンテナのサイズの表をもう一度ご覧ください。
| 区分コード | 長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | 最大総重量(kg) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 20フィートコンテナ | 1CC | 6,058 | 2,438 | 2,591 | 30,480 |
| 40フィートコンテナ | 1AA | 12,192 | 2,438 | 2,591 | 30,480 |
このように、2つのコンテナを比較すると
- 容積は、40フィートコンテナが2倍
- 最大総重量は同じ
ことが分かります。
容積は2倍に大きくなっても、積載可能な重量は一緒です。
大まかな括り方にはなりますが、40フィートコンテナは軽くて容積が大きいものを運ぶ際に向いていて、かさ張らないけれど重いものは20フィートコンテナで運ぶことになります。
港到着後の費用
コンテナ船を使った海上輸送の場合、様々な手数料がかかりますが、コンテナの大きさによって金額が変わるものがいくつかあります。
詳しくは記事後半で解説しますが、
- コンテナターミナルで貨物引き取りまで保管する時にかかる費用(ターミナル・ハンドリング・チャージ:THC)
- 港からコンテナごと専用トラックで配送する往復の費用(コンテナ・ドレージ)
これらの費用は、40フィートコンテナの方が高くなります。
「少し余裕を持って、大きい40フィートコンテナにしておこう」と気軽な気持ちでサイズを選んでしまうと、想像以上に輸送コストがかかってしまいます。
コンテナの種類やサイズ、自分では決められない時は?
コンテナ船による海上輸送を利用する際は、最も無駄なく効率よく輸送するため、貨物の容積や重量、種類をよく考え、適切なコンテナを選ぶ必要があります。
また、特殊コンテナで輸送する場合は、ドライコンテナの確認事項よりも項目が増えたりと、注意するべきことが数多くあります。
もし、はじめてコンテナ船を利用する方で、自身の判断だけでは不安な方は、経験豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。
コンテナ船(船便)のメリット:海上輸送におけるコストの削減

海上輸送、いわゆる船便と比較されるのが、航空便です。
ここでは、航空便と比較した時の船便・コンテナ船のメリットを解説します。
輸送コストが抑えられる
コンテナ船便の輸送コストは、航空便と比較すると安くなる傾向にあります。
輸入ビジネスで利益を上げるためには、輸送コストの削減は避けては通れません。
どの輸送方法を選んでも、基本的に3種類の送料が発生します。
- 中国国内送料
- 国際送料
- 日本国内送料
もっと費用がかさむのが「国際送料」です。
輸送コストが下がれば、当然利益率は上がります。
また、航空輸送ではコストの都合で利益が出ない商品も、コンテナ船便を使えば仕入れ対象になることもあります。
具体的な配送料金については、コンテナ船便の配送方法によっても変わりますので、後程詳しく解説します。
重量の大きなものを送る場合は航空便だと割高に
航空便の送料は、貨物の重量によって変動します。
例えば、重量200gのものが入った箱Aと重量1,000gのものが入ってている箱B。
2つの箱が同じ大きさだった場合でも、箱Bの送料は、箱Aの5倍かかってしまいます。
一方、コンテナ船便で送る場合は、重量に関係なく容積で送料が算出されるため、箱Aと箱Bの送料に差はありません。
つまり、重量のある物を輸送する場合は、船便を利用した方が輸送コストを抑えることができるのです。
航空便では輸送できない物が送れる
火薬類や指定薬物など、そもそも輸入が禁止されている物もありますが、「航空便では輸送できないけどコンテナ船便なら輸送できる」というケースがあります。
一例をあげると
- 液体を含むもの(化粧品やマニキュアなど)
- 磁石を使ったもの(マグネットを使ったスマホケースや財布など)
- リチウムイオン電池を使ったもの(スマホのモバイルバッテリーやタブレットなど)
航空便でも、輸送が不可能な訳ではありませんが、通常料金よりもさらに割増料金を支払う必要があります。
テスト販売用に少量仕入れる程度であれば大きな差はありませんが、大量輸入の場合はコンテナ船便を利用する方がおすすめです。
コンテナ船を利用した海外輸送方法【積み方は2種類ある】

コンテナ船について詳しく見ていきます。
コンテナ船を使って輸送する方法、いわゆる船便も、大きく分けて2つの方法から選ぶことができます。
- FCL輸送(コンテナ輸送)
- LCL輸送(混載便)
「コンテナに貨物を入れて船で運ぶ」
この点はどちらも同じですが、「所要時間」と「輸送コスト」の面で大きな違いがあります。
①FCL輸送(コンテナ輸送)
1つ目が、FCL輸送、コンテナ輸送とも呼びます。
FCL輸送とは「Full Container Load」の略で、自分の貨物専用にコンテナを1台、もしくは複数台貸し切って、そのコンテナに海外からの貨物を入れて輸送する方法です。
サイズは色々ありますが、コンテナ1台を丸ごと使えるので、大量の貨物を輸入する場合に適しています。
「コンテナ貸切」と聞くと、高額なイメージを持たれるかもしれませんが、大量輸送することで、商品1個あたりの輸送コストは、航空便よりも大幅に抑えることができます。
②LCL輸送(混載便)
2つ目が、LCL郵送、別名「混載便」です。
LCL輸送とは、「Less Than Container Load」の略で、自分以外の人の貨物と1台のコンテナを共有し、輸送する方法です。分かりやすく言うと、相乗りです。
とくに、コンテナ1台を貸し切るほど、物量が多くない場合に向いている輸送手段です。
混載便には「ノーマル便」と「速達便」がある
あまり聞き馴染みのないLCL輸送、混載便について少し掘り下げてみます。
混載便には、「速達便」と「ノーマル便」があり、どちらかを選べ、貨物が届くまでの日数が大きく変わります。
ノーマル便とは、コンテナの積載量が貨物で一杯になった順番に輸送されていく仕組みです。
できるだけ多くの貨物を積み込むため、1人あたりの輸送コストは安くなる一方、積載量が満杯になるまで出発しないため、港を出る日が読みにくく、到着までの日数も余計にかかります。
一方、速達便は、読んで字のごとくノーマル便より早く着きます。速達便は、コンテナが満杯にならなくても、予定の日時になれば出航するため、多少輸送コストは高くなりますが、より速く受け取ることが可能です。
混載便の注意点
混載便に限った注意点ではありませんが、貨物の中に「通関で引っかかるもの」が入っていないか、必ず事前に確認しましょう。
税関で余計な手続きが増えれば、当然納期は遅れます。
それだけならまだしも、混載便の場合は、遅延の影響を受けるのは自分だけではありません。
混載便は相乗りです。あなたの貨物に問題があった時、一緒に運んでいる他の人の貨物も一緒にストップ。税関で保管され、発送手続きが停止します。
この時発生する保管料は、違反商品を載せていた人、つまりあなたが負担しなければいけないというルールがあります。納期遅れだけでなく、金銭的負担も背負うことになってしまいます。
必ず積載ルールを守って、賢く混載便を利用するようにしましょう。
少量貨物を取り扱うなら混載便がおすすめ
どの規格のコンテナを利用するにせよ、コンテナ一台が埋まるほど、大量の貨物を輸送する場合は、輸送コストが抑えられるコンテナ便がおすすめです。
しかし、個人輸入の場合、とくに輸入ビジネスを始めたばかりだと、コンテナが埋まるほどの物量をまとめて仕入れる機会は、少ないでしょう。
少量貨物の取り扱い方に悩んでいる方は、ぜひ混載便をご検討ください。
貨物が少ない場合、必要容量分の費用を支払えばよい混載便の方が効率よく、融通もききやすい。輸入ビジネス初心者の方でも、輸送コストを抑えることができるのでおすすめです。
中国輸入の混載便については、12年以上の実績のあるタオバオ新幹線にご相談ください。
コンテナ船便の配送料【要因・相場・目安】

実は、海上運賃はここ数年、コロナ禍の影響で高騰し、依然高止まりが続いています。
コンテナ船を使った海上輸送の配送料について、会社によって異なることは大前提に、ある程度の相場観は把握しておきましょう。
コンテナ船の価格・運賃を決定する要因とは?
コンテナ船を使った海上輸送の運賃は、様々な要因が合わさって算出されます。
その中で、まず覚えておいて頂きたいのが、「定期的に大きなスペースで、大量の貨物を扱っているかどうか」で、運賃が変動する点です。
物流業界では
- 少ない貨物をスポット的に輸送すると運賃が割高になる
- 大量の貨物を定期的に輸送すると運賃が割安になる
傾向があります。
つまり、定期的に大きなスペースでコンテナ輸送を行う業者ほど、輸送料金は安くなることを覚えておきましょう。
コンテナ船の海上運賃「タリフ」の構成
コンテナ船の海上運賃は、別名「タリフ」とも呼ばれています。
海上運賃は、下記項目で構成されています。
海上運賃 = 基本運賃(品目別運賃・品目無差別運賃) + 割増運賃(サーチャージ)
基本運賃には、「品目別運賃」と「品目無差別運賃」があります。
品目別基本料金は、貨物の特性(荷姿、材質など)によって、品目別に設定されている運賃のこと。一方、品目無差別運賃は、貨物の品目・容積に関係なく、コンテナ1台あたりで設定された運賃を指します。
この基本運賃に加えて、サーチャージと呼ばれる「割増料金」が加算されて、海上輸送運賃が決められます。
実は、このサーチャージ、種類がとても多く複雑に分かれています。
カテゴリーだけ例であげると
- 燃料に対する割増料金
- 為替変動に対する割増料金
- 特定の時期に対する割増料金
- 航路や地域に対する割増料金
- 保税地域でのコンテナ輸送に対する割増料金
など多種多様です。
ビジネスを行う以上、これらの費用の詳細について、自身で判断できるほどに知識を深めることが求められます。
輸送コストは海上運賃だけでない点に注意
輸入ビジネスにおいては、海上運賃以外にも下記のような様々な諸費用が発生します。
貨物海上保険料、コンテナ貨物留置料、輸入関税、内国消費税、輸入通関料、海貨業者取扱手数料、混載貨物取扱料金、税関検査費用、デバンニング費用、解袋料、ドレージ費用、総揚げ・自家取り費用、割増調整料金、Doc費用、沿岸荷役費用、倉庫保管料、国内輸送費、銀行諸掛(L/C決済費用、銀行保証料、金利諸掛など)、運送保険料、コンテナ返還遅延料 等
(参考:JETRO)
ここで全て解説できない程、多くの手続き・手数料が必要です。
自身で全てを管理・把握することは難しいので、経験豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。
見積もり前にざっくり料金を知りたい方へ
正確な運賃を知りたい場合は、輸送業者に見積もりを依頼するしかありませんが、「見積もりを依頼する前に、ざっくりとでも料金を知りたい」場合、2つの方法があります。
- JETRO(日本貿易振興機構)で調べる
- FREIGHTOS「Freight Calculator」で調べる(全文英語)
コンテナ船の海上輸送料金は、社会情勢やエネルギー価格などサーチャージが変動するため、日々変動します。まず、大まかな相場料金を知りたい場合は上記2サイトを上手く活用しましょう。
コンテナ船便の配送料の相場・目安
どうしても具体的な金額が気になる方もいると思いますので、簡単に目安の金額をお伝えします。
コンテナ便の配送料の目安は
- 20フィートコンテナ:20~30万円前後
- 40フィートコンテナ:40~50万円前後
もちろん、荷物の重量容積・貨物内容・運送区間などによって変動するので、あくまでも目安です。
また、混載便の配送料の目安は
- ノーマル便:1㎥あたり1.5万円~2万円程度
- 速達便:1㎥あたり2.5万円~3.3万円程度
となっています。
あくまでも参考程度にご覧ください。
コンテナ船は追跡可能:運送状況を確認する方法と注意点

コンテナ船を使った海上輸送を利用した場合も、具体的な方法は配送業者によりますが、基本的に貨物の場所を追跡できます。
配送業者のトラッキングサービス(荷物追跡サービス)を利用することで、コンテナ船の運送状況を確認することが可能です。
日本の宅配サービスのように、コンテナごとに番号が設定されるため、その数字からコンテナ、つまり貨物の現在地が特定できる仕組みになっています。
具体的に言えば、コンテナ船の場合は、B/L(船荷証券)番号やコンテナ番号で追跡します。コンテナ便はもちろん、混載便の場合も、追跡可能です。
運送状況を確認する方法は、配送業者各社のサイトにある「追跡検索フォーム」に、コンテナの追跡番号を入力するだけです。国内の宅配便と特に変わりません。
中には普通郵便のように、トラッキングサービスに対応していない配送方法もあります。商品を購入する際は、必ず荷物の追跡ができる配送方法を選択しましょう。
世界中の船の位置が分かる「マリントラフィック」
コンテナ船の場合、トラッキングサービスは基本的にコンテナ単位で追跡できます。
最近のコンテナには、GPS機能を搭載したデバイスがコンテナに付けられるなど、IoT化も進んでいます。
少し余談にはなりますが、実は世界中の船舶の動船状況を、ほぼリアルタイムで確認できるサービスがあります。それが、「マリントラフィック」です。
マリントラフィックは無料で利用することでき、世界中で動いている船の動きをネット上で確認できます。
船名を英語で入力すれば
- 船の現在地
- 船の種類
- どの港を出航し、どこに向かっているか
- これまでの航路と今後の予定航路
- 船の詳細情報(写真や能力など)
- 港の情報
等の情報を誰でも無料で確認できます。
基本的には、各配送業者の荷物追跡サービスを使えば問題ないですが、興味のある方はご覧ください。
通関の流れを確認:港を出航してから国内に到着するまでのプロセス

日本で買い物をするのとは違い、ビジネス目的で海外から貨物を輸入する場合、様々な規則や法律に則って、適切な手続き、書類の提出、手数料の支払いをしなければなりません。
ここでは、通関の流れを確認しておきましょう。
代行業者に外注するのが吉
最初に言っておきますが、通関の流れはとても複雑です。
全ての手続きをご自身で行うことはあまりおすすめできませんので、代行業者を利用することをおすすめします。
窓口が代行業者に一元化され、複雑な書類作成や手続きを全て任せることができ、自身のビジネス拡大に注力できます。
貨物が手元に届くまでの流れ
外注がおすすめとは言え、どのような流れで通関手続きが行われ、どのような作業を外注しているのかは、把握しておく必要があります。
コンテナ船を利用した一般的な海上輸送のプロセスをチェックしましょう。
- 現地から貨物が輸出される
- コンテナ船で外国貨物を海上輸送する
- コンテナ船が日本の港に到着する
- 外国貨物を保税地域に搬入する
- 税関へ輸入(納税)申告を行う
- 各種審査・検査を受け輸入許可がおりる
- 内国貨物として国内引き取り
貨物を積んだ本船が港に到着すると、順番にコンテナが港に降ろされ、所定の保税ターミナル(コンテナの保管場所)に移されます。(保税地域に保管されている貨物は、たとえ日本の港であっても、輸入通関が無事終わり、引き取られるまでは「外国にある状態」とみなされます)
コンテナ便(FCL)の場合は、輸入通関が完了するまで貨物はここで保管されます。一方、混載便(LCL)の場合は、コンテナ内から貨物を取り出すために、まずはCFSと呼ばれる保税倉庫に移動させられます。そこで貨物が取り分けられ、ここで輸入通関が完了するまでここで保管されます。
ここから、税関から輸入許可書をもらうために、様々な輸入通関手続きを行う必要があります。今回は詳細な説明は割愛しますが、必要諸経費を支払い、複数の書類を提出・申告し、検査を通過しなければ行けません。
- 船会社が発行する「D/O(デリバリーオーダー/荷渡指図書)」
- 税関が発行する「輸入許可書」
これらの書類を港に提出し、全ての手続きが完了すれば、ようやく貨物を保税地域から取り出すことができ、日本国内で配送させることができるようになるのです。
コンテナ船の遅延理由:海上輸送で起こり得る問題と対策

コンテナ船による海上輸送にも、いくつかデメリットが存在します。
その一つが、「貨物の遅延の可能性」です。
コンテナ船の海上油性で遅延が発生する原因
海上輸送に遅れが生じる、主な理由は下記の通りです。
- 悪天候による航行不能(強風・高波・台風など)
- 荷役の遅れ(天候の影響を受けやすい)
- 出港地での遅れ(順番待ちの可能性)
- 本船の故障・事故(エンジントラブルなど)
- 海運会社の倒産(船会社の統廃合も頻発している)
- 海運会社の倒産(コンテナ便よりも保税地域での工数増加)
基本的に貨物の到着が遅れる原因は、荒天や突発的な出来事が原因になることが多く、自身の裁量ではどうすることもできないケースも多々あります。
どうしても不確定要素が多いことを理解し、余裕を持った貿易スケジュールを組むことが大切です。また、自身の身を守るために、貿易保険への加入も検討するとよいでしょう。
他にも想定される問題とその対策
海上輸送は、航空輸送と比較すると、どうしても輸送日数は多くかかります。また、先ほど解説した通り、様々な法律や税関の知識が必要です。
また、海上輸送は、リアルタイムの国際情勢や、取引相手国内の不安定な社会情勢の影響をダイレクトに受けやすいです。最悪の場合、全ての物流がストップしてしまう可能性もあり
ます。(輸送会社内でストライキが起こることも)
リスクと手間を最大限縮小させるためには、輸入代行サービスを利用すると良いでしょう。
窓口が一元化され、手続きは簡略化され、万が一の対応も期待できるので、自身のビジネスに集中できるようになりました。
輸入ビジネスにコンテナ船は欠かせない輸送手段

最後に、コンテナ船を使った海上輸送と輸入ビジネスとの関係性について見ていきましょう。
輸入ビジネスにおいて、コンテナ船を使った海上輸入は、なくてはならない輸送手段の一つです。
とくに、コンテナ内の利用したスペースに応じて料金が発生する混載便が利用できることになったことで、輸入ビジネス初心者の方でも、輸送コストを抑えることができるので、とてもおすすめです。
スピードを最優先にする場合は、航空輸送も十分選択肢になりますが、納期を急がない場合は、輸送コストを抑えられる海上輸送をおすすめします。
輸入ビジネスと輸入代行業者
また、輸入ビジネスを行う際は、輸入代行業者を利用する人がほとんどです。
全てご自身で手続きを行うことも不可能ではないですが、複雑な輸入通関手続きに四苦八苦する時間がもったいないです。
下記の通り、他にも輸入代行業者を使うべき理由は複数あります。
<輸入代行業者を使うべき理由>
- 輸入手続き・関税などの専門的知識がなくても輸入できる
- 外国語が分からなくても、全て日本語で手続きできる
- 輸送方法を選ぶことができる
- 万が一トラブルが起きた時、代理で現地担当者と交渉してくれる
- 商品検品を現地国内で行ってくれる
- 現地に口座がなくても、国内配送のショップから仕入れることができる
専門知識を勉強する事も大切ですが、お金をかけてでも「外注できるところは外注する」。この考え方を頭に置いておきましょう。
ちなみに、中国輸入を考えている人で、「なるべく送料を抑えて仕入れをしたい方」、「初めて中国輸入をする方」には、「タオバオ新幹線」がおすすめです。
タオバオ新幹線では、今回詳しく解説した「コンテナ船による海上輸送」を含めて、6種類の配送方法から選ぶことができます。
中国輸入代行業者として13年以上の実績がある、タオバオ新幹線に是非ご相談ください。
コンテナ船を使った輸入ビジネスを始めてみよう

輸入ビジネスは、どの輸送方法を選んだとしても、ある程度の輸送コストは覚悟しなければいけません。
大口・大量の貨物を仕入れる場合は、混載便・コンテナ便を使った海上輸送がオススメです。
ゆとりを持ったビジネスプランを計画すれば、納期が遅くなりがち、遅延の可能性があるというネガティブポイントもそこまでマイナスな影響はなく、航空便と比較して大幅に輸送コストを抑えることができます。
また、輸入代行業者を上手く活用することで、複雑な手続きを外注でき、たとえ外国語が使えなくても、新しいビジネスチャンスを掴むことができるはずです。
タオバオ新幹線では、混載便にも対応しているので、中国輸入に関するお問い合わせ、気になることがある方は、タオバオ新幹線の公式LINEに、お気軽にご連絡ください。